外壁防水工事は、建物の壁面からの雨水侵入を防ぎ、内部構造や鉄筋の劣化を抑えるための施工です。外壁に発生したひび割れや劣化部分を補修したうえで、防水性とひび割れ追従性を持つ専用塗材を塗布します。これにより、雨漏りの防止はもちろん、外壁からの浸水によるコンクリートや鉄筋の腐食を防ぎ、建物全体の寿命を延ばすことができます。
外壁防水工事の必要性
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01
水による鉄筋コンクリートの劣化から
建物を守る建物の外壁は建築時に防水設計されていますが、塗装材や防水材は経年劣化し、ひび割れや水の浸入を招きます。水は鉄筋コンクリートを劣化させ、鉄筋腐食や剥落を引き起こし、寿命や資産価値を低下させます。私たちは将来の建物状態を見据え、優れた防水性・耐久性を持つ外壁塗膜防水材【アロンウオール】による改修工事を推奨しています。
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02
外壁漏水から建物を守る
漏水は屋根が原因と思われがちですが、実際には外壁が原因のケースが45%と最も多く、屋根(21%)を上回ります。近年は庇が少ない建物が増え、風雨時には外壁も屋上と同等の雨量を受けるため、窓まわりや目地の劣化、ひび割れなどから雨水が侵入します。外壁塗膜防水材【アロンウオール】は、アクリルゴム樹脂を55%以上含む厚い弾力膜で躯体を保護し、可塑剤を含まないため長期にわたり柔軟性を維持。建物全体をゴムで覆うように防水し、漏水を防ぎます。
こんなお悩みはございませんか?
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外壁にヒビ割れ(クラック)がある
小さなヒビでも、雨水が侵入し内部の鉄筋を腐食させる原因になります。早めの対応が重要です。
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タイルの浮き・剥がれが目立つ
放置するとタイルが落下する危険性も。美観だけでなく安全性にも関わります。
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目地のシーリングが
硬化・ひび割れしているシーリング材の劣化により、防水機能が低下。漏水や構造材の腐食につながります。
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屋上やバルコニーの床に水たまりができている
防水層の劣化が進んでいる可能性があります。排水不良との複合要因も。
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鉄部(手すり・階段・扉など)のサビが目立つ
塗膜の劣化によるサビは、放置すれば腐食や穴あきにつながります。
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室内に雨漏り跡がある
目に見える漏水は、防水層の劣化が相当進行しているサインです。
施工内容
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アクリルゴム系外壁防水
コンクリートやモルタルの外壁に適した防水工法で、アクリルゴム系塗膜により優れた伸縮性と追従性を発揮。ひび割れに対応し、雨水の侵入を長期的に防ぎます。紫外線や熱にも強く、建物の美観と耐久性を両立します。
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タイル張り仕上げ外壁用クリア防水
既存のタイル仕上げを活かしたまま、防水性能をプラスする透明の塗膜防水工法です。外観の意匠を損なわずに、雨水の浸入を防止。タイル目地からの劣化や漏水を抑制します。タイル剥がしなどの大がかりな工事が不要で、コストと工期の両面でメリットがあります。
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高耐久アクリルゴム屋根塗膜防水
シート防水やウレタン防水に比べて耐候性・耐久性に優れたアクリルゴム系屋根防水工法です。紫外線や熱、雨風に強く、耐用年数も長め。繋ぎ目のない塗膜で、複雑な形状の屋根にも柔軟に対応可能です。
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鋼板屋根防水・防錆・遮熱工法
金属屋根に対応する防水・防錆工法で、下地の劣化を抑えつつ、遮熱性能を付加できるのが特長です。遮熱顔料を含んだトップコートを使用することで、表面温度の上昇を抑え、室内温度の改善や冷房負荷の軽減にもつながります。サビの発生を抑える下塗り材と組み合わせることで、鋼板の長寿命化にも貢献します。




